幹細胞培養上清液とは、幹細胞を培養した際に生じる分泌液で、 たんぱく質や成長因子(サイトカイン)などの有効成分を多数含んでいます。
幹細胞移植などの再生医療治療は高額である上に規制が厳しく、 まだまだ一般的になるには時間がかかる可能性がありますが、 幹細胞の上清液を活用した幹細胞培養上清液治療(エクソソーム療法)は 製品の規格が統一されている上に価格も抑えられているため今後より注目されていくでしょう。
幹細胞培養上清液には、成長因子(サイトカイン) 、アミノ酸、ビタミン 、 ミネラルなどの老化の進行を妨げる効果が期待できる様々な成分が含まれていますが、その中でもここ数年で特に注目されているのがエクソソームです。
歯髄由来の幹細培養上清液は、ヒトの歯の中心にある神経部分(歯髄細胞)から採取した幹細胞の培養上清液です。固いエナメル質・象牙質に囲まれた部分にあるためがん細胞の侵入など外部からの影響を受けにくく非常に質がよい幹細胞を含んでいるといわれています。赤ちゃんから老人までどの年齢層のヒトも歯髄幹細胞はありますが、若い細胞のほうが成長因子を多数含んでいるため、幹細胞培養上清液として使用する際には乳児の歯(乳歯)を使用します。
脂肪由来幹細胞は、脂肪組織中に含まれる体性幹細胞です。多くは脂肪吸引によって抽出された脂肪を使用します。当院では、ドナーの年齢・性別・国籍などが記録された安全性に問題がないものを使用しています。
臍帯血由来幹細胞は、出産時に赤ちゃんと母体をつなぐ臍帯血から採取した幹細胞です。この部分には赤ちゃんの発育にとって必要な様々な栄養素が含まれていますが、逆に若い細胞が多く、移植後の定着力が遅いといったデータもあります。骨髄由来幹細胞同様に、機能障害や白血病などの血液疾患治療として使用されることが多いです。
骨髄由来幹細胞は、ヒトの骨髄から採取された幹細胞です。脊髄損傷に伴う神経症候及び機能障害の改善や血液疾患治療で使用されることがほとんどです。
採取が困難な上、痛みなども伴うことから2019年2月に厚労省から使用法についてガイドラインが出されています。
医師がカウンセリングで、患者様のお肌を診察します。
腕を消毒後、リラックスした体勢になって頂き、約20~30分点滴します。点滴の間は当院看護師がお声かけにまいります。
点滴が終わりましたらそのままご帰宅になれます。
点滴は何度か受けていただくとより高い効果が得られます。
当院では当院では月に1~2回受けることを奨励しておりますが、1週間に1度受けられる方もいらっしゃいます。ご自身のペースに合わせてお越しください。
アレルギーの心配は基本的に大丈夫です。
当院の幹細胞培養上清点滴はインスリン様物質を含みません。
過去に点滴で低血糖を起こした方も気分が悪くなる方はほとんどございません。
幹細胞培養上清点滴は体内にある細胞を活性を促して正常化させるものです。
疾患を誘発させる物質も基本的には含みません。
重度の方でも点滴は受けられます。
ただし腕の皮膚が肥厚化している場合、血管が見みくくなり、 点滴がスムーズに入らないケースもありますのでまずはカウンセリングにてご相談ください。
15~30分
治療スタート時は週1回程度を目安にします。その後は症状等を確認しながら2週に1回→月1回と回数を減らしていきます。症状や目的によって異なりますが継続することで持続的な効果が期待できます。
当日からシャワー、洗顔、運動は可能ですが、激しい運動や飲酒は控えてください
なし
妊娠中・授乳中の方
赤み、腫れ、かゆみ、湿疹など